「マネーストックとGDP」とは?

日本株見通し:世界の目は日本の復興に移る

今回の悲惨な震災の犠牲となった方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様そのご家族の方々に対しまして心よりお見舞い申し上げます。

 

大証イブニングのほか、シンガポールSGX、シカゴCME、為替相場(FX)の各先物市場で、日経225先物は1万円の大台を割り込んでいる。為替相場ではドル円が最高値の79円台に突入。巨大地震の被害が明らかになるにつれて、週明けの株式市場はリスク回避の流れが強まりそうだ。

 

日経平均は一気に200日線(9840.03円)辺りまで下げてくることになろう。ただ、しばらくは、事態の沈静化を見極める必要があるが、混乱によってイレギュラー的な価格形成になることも考えられ、過剰に売られた好業績銘柄などには押し目買いの好機になることも意識しておきたい。

 

また、菅首相の献金問題による政治スキャンダルについては、野党指導者は、災害対策に集中するため2011年度予算案の早期成立に向け、国会運営で協力する方針を決めた。今回の巨大地震によって国がまとまるとの意味合いでは政治リスクが後退する。

 

今週も中東情勢の地政学リスクに、世界のマーケット全体が影響を受けやすい面はある。ただ、11日のサウジアラビアで予定されていた反政府デモについては、厳戒態勢によって大規模なデモは回避されたため、いったんは安心感につながる可能性がある。世界の目は日本の復興に移ることになろう。

 

そのほか、今週は中国の全人代が閉幕するため、改めて利上げへの警戒感が強まる可能性がある。巨大地震によって目先的には日本からの資金流出が警戒されるが、利上げ警戒の新興国からの資金シフトと、復興期待によって日本株の底堅さが意識されることも考えられる。

「オーストラリアドルに影響を及ぼす為替相場の重要経済指標発表予定とFX注目材料」9:30豪準備(RBA)議事録。3月1日の政策金利発表直後の声明では、慎重姿勢が示されたことで早期の利上げ観測が後退し、豪ドル/円は欧州市場から翌日の東京市場前半にかけて1円程度下落した経緯がある。明日の議事録発表に注目が集まる。